もう一度線形代数

二回目の投稿ですね。

誰が見てるんやという感情が自分の中で蔓延してますが、健気にやっていきたいと思ってます。ブログ上での口調とかもまだ手探りな感じで、絶賛迷走中です。

 

そういえば特に自己紹介もしてこなかったな・・・ということで軽く自己紹介。

身分としてはその辺にいる工学部の大学2年生です。物理にちょっと興味があります。自己紹介おわり。

 

 

そろそろ本題にはいろうかな。

タイトルにもある通り、ぼちぼち線形代数の復習をしたいと思ってます。

ベースとする教科書は佐武一郎の「線形代数学」(裳華房)

数学好きの知り合いからの評価も概ね高く、僕の大学の先生方も線形代数の名著として東大出版の齋藤さんのやつと、この佐武を挙げていました。

みんな大好き佐武様って感じですね。

この教科書の強みはなんといっても内容がとても充実しているところ。

一般の教科書のような内容だけでなく、ジョルダン標準形、群や環、さらにはテンソルまで扱っている。研究課題も数多く揃えており、ボリュームとしては申し分ないです。

このすんばらしい教科書を使って復習に励みたいと思ってます。

 

復習の動機は主に二つ。

 

一つ目の動機として、

大学で数学やら物理を中心に勉強する中で、線形代数の概念がいろんなところで絡んでるなあと常々感じたことが挙げられます。

電磁気学にとって不可欠なベクトル解析、量子力学を構成するヒルベルト空間、群論におけるナンタラ線形群・・・

見渡せばどこもかしこも線形やらベクトルやらが付きまとってきますし、復習せんとなぁと焦りを感じています。

 

二つ目の動機は一年の頃の消化不良にあります。

実は、佐武の線形を読むのは何も今回が初めてではありません。

佐武は大学一年生の頃ゼミで使用していた愛読書(棒)でした。

読んだことある人はわかると思いますが、表現の抽象度がめちゃめちゃ高くて、かなり難しい内容になっています。

一通りきっちりと基本を習得してからでないと難しくて読みづらいし、恩恵もさほど得られない。

初学者にはおすすめできない一冊なのです。

 

でも僕自身、なにをラリったのか評判だけを頼りに本を選んだ結果、

初学者なのに佐武を最初に読んでしまったんですよね。。。

身の丈に合った教科書を読みましょう(自戒)

ゼミで炎上しまいと必死に食らいついたつもりだったけど、何度も何度も打ちのめされっぱなしでした。

内容がイマイチ理解できず、ほかの教科書で賄う日々。

「自明」「明らか」がなんで自明なのかもよくできなかったり、行間が全然埋められなかったりと苦労を挙げればきりがない。

優秀な先輩の監督のもと、一年生3人でやっていたけど1人は逃亡、もう1人はサボりと化しメンバーは空中分解。

ほぼ先輩と僕のみでやることが多かったです。

一年間読んでゼミは解散

結局対角化までしか進めなかった。(これでも頑張ったほうだとは思う。。。)

群、環、テンソルなんて夢のまた夢であった。。。(完)

 

・・・こうして佐武ゼミは悲惨な結末を迎えたのですが、

折角一年かけて読んできたんだし、このままではあまりにも報われない。

ということで、闇を払拭すべく佐武再チャレンジも兼ねて線形代数を復習しようということです。

 

 

当面の目標は基本事項を復習しつつ、双対空間やテンソルについて見ていくこと。

途中で投げそうだけど、とりあえずやってみます。

間違っているところがあればご指摘してくださるとありがたいです。

 

頑張って記事書くかぁー